Mementos工房
Mementoとは、記念品、思い出の品という意味があります。
サンドブラストはガラス製品を中心に思い出や記念を刻む事が出来ます。
世界にただ1つだけしかない、その瞬間の大切な想いや記憶を形にする事お手伝いが出来たら幸いです。
サンドブラストで出来る事
サンドブラストで加工出来る素材はガラス・鏡・陶器・木材・ステンレス・石材・ジーンズ素材です。
■誕生記念 結婚記念 成長の記念
・手形入り命名フォトフレーム
・名前&日付入り結婚祝いフォトフレーム
・誕生日メッセージ入りフォトフレーム
他
■記念品 祝い品
・フォトフレーム
・灰皿
・陶器類
・コップ
・welcomeボード
他
■記念日の贈り物
・ワインボトル彫刻
・プリザーブドフラワー置物
・メッセージ入りトレイ
・ペアカップ
他
■ノベルティ
・企業名やイベント名入りのグッズ制作
・看板製作
・開店祝い
他
伝えたい想いやイメージを伺い素材を探し、一からデザインし作成しています。
だから・・贈る人も、贈られた人も自然と笑みが溢れる気持ちが伝わる世界に1つだけの物になるのです。
メメントス工房では技術的なアートとしての追求よりも、如何にお客様のイメージや想いを伝えられる物にしていくのかを追求しております。
サンドブラスト工法
サンドブラストってどんなのですか?
よく聞かれるのですが
サンドブラストは大雑把に言えば、
砂状の研磨材を使ってガラス等の表面を削っていきます。
研磨剤の大きさや、表面に吹きかける圧力の違いで
削れかた(彫り方)が変わってくるのですが
これはもう経験値でしか答えのない作業なのですが
研磨するまでの工程をご紹介します。
ピアノ発表会の記念品を作成させて頂いた
ふるもりポポピアノ様のマグカップの工程です。
工程をご紹介
①デザイン作成
デザインは手書きでもOKですが、基本は白黒です。
私の場合はIllustratorやphotoshopを使って作成します。
作成したデザインは転写するためにトレーシングペーパーに印刷します。
②マスク作成
次にマスクを作成します。
マスクとは・・分かりやすく言えば・・カメラのフィルムのようなもので
機械を使って、原稿をフィルムに焼き付けます。
原稿を置いたら,特殊な光をあてて
三重構造になっている表面1枚のフィルムだけを剥がします。
③現像(洗い出し)
一番気を使う場面です。
これの成功、失敗が後の作業に大きく影響してしまいます。
先程の工程で色が白くなっている部分が削る部分ですが
このままだと削る事が出来ないので
アルカリ水溶液で白い部分だけを溶かしていきます。
これが季節によって溶解の仕方が違うので
温度調節や浸す時間を考慮しなければいけません。
綺麗に溶解できたらこんな感じです。
後はマスクをしっかりと乾燥させていきます。
④マスクの貼り付け
あらかじめ専用の糊を貼っておいた素材に
マスクを貼ります。
緊張の瞬間です・・よがんだりすれば即アウト!・・・^^;
マグカップやコップ等の丸みを帯びたものは
貼り付けが難しいので、切込みをいれて貼りやすくします。
ですので、一般的には面積の狭い彫り方をします。
が、私はいつも限界ギリギリまで挑戦(笑)
青い部分をピッタリと貼り付けるので綺麗に押していきます。
平面の場合はヘラで押していくので失敗は少ないです。
綺麗に貼り付けたら、三重構造の1枚を剥がします。
真ん中にあったフィルムだけが残った状態です。
これで青い部分は削れない
マスクの無い部分は削れます。
⑤養生
写真を取るのを忘れてしまった~
マスクの無い部分は削れてしまうので、削りたくない部分を養生します。
これが2番目に大切な作業です。
甘い養生をしてしまうと、研磨時に剥がれて余計な場所が削れてしまい、
ここまでの工程が全て水の泡となってしまいます。
⑥ブラスト(研磨)
これも作業中の写真が取れなかったので
また次の機会に・・・
最後はブラストしていくのですが
この機械の中に素材をいれて、丸い穴から手をいれ
四角い覗き窓から研磨具合を見ながら
調節してブラストしていきます。
⑦完成
いよいよ完成です!
養生を外して、研磨剤やマスク、糊を綺麗に洗い流していきます。
乾くまでは完成度は確認出来ないので、この瞬間もドキドキです。
と以外と長い工程を得て完成します。